2016年夏に発売開始した新型ルンバ680の評価についての記事です。
この機種は手ごろな価格で購入できるルンバ600シリーズの一つで、便利な機能の多さにしてはリーズナブルに購入できることが特徴です。
ここではそんな最新機種ルンバ680について徹底解説していきたいと思います。
Contents
ルンバ680の概要
製品名 | ルンバ680 |
値段 | 49880円(iRobotオンラインストア調べ) |
外見 | ![]() |
走行の判断 | 高速応答プロセス iAdapt(以下参照) |
吸引機構 | 三段階クリーニングシステム(以下参照) |
稼働時間 | 最大60分 |
ルンバ680の基本機能
三段階クリーニングシステム
三段階クリーニングシステムとは、ルンバを開発したアイロボット社の独自の吸引機構のことで、
出典:https://www.irobot-jp.com/product/600series/index.html
1、エッジクリーニングブラシが部屋の隅や角のごみをかき出し
2、ルンバの下に備え付けられている、二本のブラシが髪の毛などのごみを取り
3、そしてほこりやハウスだ使途などの微細なごみをフィルターでしっかり吸い取る、
という三段階をふむことでごみを吸引する仕組みのことです。
これによってより多くのごみを吸引することを実現しています。
高速応答プロセス アイアダプト
ルンバには十数個のセンサーが取り付けられていて、そこから感知した情報をもとに、次どこに移動するべきかを予想しています。
走行の判断には、40以上もの走行パターンが存在し、一秒間に60回以上計算することによって、繊細な動きを可能にしています。
その他の便利な機能
自動充電
これは、ルンバが走行をしていて、バッテリーがなくなったら自動でホームベースに戻り、充電を始める機能のことです。
ここで一つ注意しておきたいのは、掃除の途中でバッテリー切れでホームベースに戻り、充電が完了したときにはまた自動でその続きを始める機能ではないというとことです。
この機能を自動再開機能といい、ルンバ900シリーズには搭載されています。
スケジュール機能
これはルンバに、掃除の開始時間を設定することで、外出中などにルンバが自動で掃除をしてくれる機能のことです。
これがあるおかげで、例えば夜にしか掃除ができない人が、スケジュールモードを設定することで、騒音を気にせずに部屋の掃除をすることができるようになります。
絡まり防止機能
これは、例えばルンバがコードなどを吸ってしまって、ルンバと絡んだ時に、それを自動で吐きだす機能のことです。
畳の上でも
畳の上でロボット掃除機を動かすことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、このルンバ680は畳を傷つける心配は全くありません。
畳とフローリングの間の段差が2センチ以下であれば楽々とその段差を乗り越え掃除をします。
ただ、それでも畳の上では掃除をさせたくないという方は、オートバーチャルウォールという付属品を用いるとルンバに進入エリアを設けることができて便利です。
ゴミ検知機能
ルンバ680にはゴミが多い場所を検知して、その個所を念入りに掃除する機能が備わっています。
ルンバが、この部分のごみはすべて吸い取れていないと判断し、その部分をこまめに動いて、ごみをすべて吸い取ります。
この機能があるおかげで、取り残さえたごみの数を減らします。
残念なポイント
壁にぶつかる
ルンバ680は壁をぶつかることで検知するロボット掃除機です。
なので、障子やふすまなどの薄い壁にもぶつかってしまいます。
扉にぶつかってどんどん音を立てるので、ちょっとそこは残念なポイントです。
ちなみにルンバはどの機種も音を立てて掃除をします。
ただし、付属品の中に見えない壁をつくる機能があるので、壁を一面だけ守ることはできます。
ほかのメーカー(例えばルーロ)には壁にぶつからずに掃除をするロボット掃除機もあるので、参考にしてみてください。
ルンバ680の評価
ルンバ680の最も良い魅力的なところといえば、その価格です。
これだけ便利な機能がそろっていて、この値段なのはとてもお得です。
ただ言えるのは、このロボット掃除機はマッピング型のロボット掃除機ではなくて、自由同行型のロボット掃除機なので、あまり広いところでの使用はおすすめできません。
6-20畳くらいの部屋で使う分には何の問題もありませんが、複雑な間取りをしていたり、30畳やそれより広くなってしまうと、自由走行型のロボット掃除機なので、取り残しが出てきてしまいます。
そういった広い部屋で使う場合は、ルンバ900シリーズを購入することをお勧めします